2004 6 13

                                      
スーパーの店先をのぞくと、なかなかおもしろい。

季節感のあるものと、多種多様な事情で
「旬」からはずれてしまったもの。

なかでも、いろいろ楽しめるのは
輸入物。

もちろん、防カビ剤とかもろもろで
発ガンだのなんだのとやかましい一団もあるだろうが
日本でみかけない果物は、見ているだけでも楽しい。
その外見はおよそ日本人の感覚からかけ離れ
(あたりまえだが)
異世界の生物に見えるものもある。

どんな中身だろうと
ドキドキしながら購入し
中から「キシャー!」とエイリアンが
出てくるかと思いきや、ぷりっとつややかだったり
エイリアンさながらのぶっちぶちの種だったり
香りだったり(笑)
食べてみると、やはり衝撃的。
いままで味わったことのない感覚に
全身がくらくらしたりする。

やみつきになるものや
一口でゴメンってものもあるので
なかなかデンジャラスかも(笑)

衝撃的と言えば、アメリカンチェリーもそうだった。
このぐらいの季節になると
どこのスーパーにも並び出す。
最初の頃はお高いシロモノだったが
最近はお手ごろ価格になってきた。

実は昔、お高い頃に
店頭試食販売のバイトをしたことがあるのだ。
バイトが呼ばれるときは、たいてい
安売りになっていて
それだけで売り文句になったりするのだが
やはり、自分で食べての感想。
そして、その栄養素など説明しなくてはいけない。

チェリーといえば、日本のさくらんぼを
想像していた。しかし、これは甘い。
日本のさくらんぼとは、似ても似つかない味。
しかも、でかい。
お上品に食べようとすると
ブシッと赤紫の汁が飛び出し
服を染めてくれる。
でも、おいしかった。

そんな記憶が残っているので
たまに、品質の良さそうなものを
店頭で見つけると、購入している。

この間も、ふと、味の記憶がよみがえり
衝動買いしてしまった。

しかし、そのころ仕事が忙しくて
買ったはいいが、冷蔵庫に忘れ去られていた。
とはいっても3日ぐらいのものなんだけれど。

やべっ!と思って袋をあける。
やはりカビが。
完全にやばくなってしまったものはのぞいたが
一部にちびっとついているだけってのは
なんとなく、もったいない。

しかたないので、カビのついていないところを
赤紫の汁を飛び散らかしながら
かじって食べていた。

んー。ひさびさ。おいしいなぁ。

思っていたら、あるひとつにカブッとかじりついたら
一瞬にして鼻から口からカビ臭。

そう。カビの根っこは深いのですよ(泣)。
すぐにはき出して口をすすぐ。

よーくすすいだつもりだったが
しばらくして、舌の先がしびれてきた。
もちろん、命に関わるような感じではないが
(リステリンなどの後みたいなしびれ感)
ちょびっとで、しかも一瞬ではきだしたのに
カビってすごいんだなぁ…と感心した。

これから、カビの季節。
皆様、おきをつけください(爆)

…果物の話からとんでもない話しに(笑)