それは突然現れた。 そのちょっと前。 私はとてつもない精神的にダメージをうけたのである。 夜も眠れなかった。 食事もできなかった。 そのすぐ後だったのである。 ショックを忘れるぐらいの事が起こった。 ![]() 最初は、かぶれだと思った。 市販の薬を塗ると、少しおさまった。 しかし、日を追うごとに体に広がる。 そしてそのかゆみは尋常ではなかった。 気を失うかと思ったくらいである。 ![]() たとえて言うなら芋虫毛虫のいっぱいつまった 風呂に首まで浸かっているような感じだ。 虫でキモチワルイというよりも その体に這うモゾモゾチクチク感を 想像して欲しい。 あまりの状態に、ついに医者へ駆け込んだ。 そのころは、こんな状態だった。 ![]() 冬場に体に隠れている部分。 服を着ている部分すべてが赤くなって 猛烈なかゆみに襲われるのだ。 1の部分ももちろんかゆいが 2の部分においては 本当に倒れそうだった。 医者に見せると開口一番 「うわっ」 オドロキの声をあげた。 「これは、かゆいでしょう?!」 何かヤバイ病気なのかと私が尋ねると 「じんましんですね」 じんましん?! その医者によると じんましんは、50〜70%がストレスや寝不足や 不規則な生活などが原因らしい。 そこで、思い当たった。 直前の、あまりにもな精神的打撃。 医者にその内容は話さなかったが こんな事が原因で、こんな風にも 体に影響が出るのかと感心した。 そして、人間、痛みは結構我慢できるらしい。 しかし、かゆみに対してはダメだと教えてもらった。 なるほど。これが痛みならたぶん、 私は耐えてしまっていたかもしれない。 医者から、飲み薬と塗り薬の 両方を処方してもらい、 早速試すと、あれほど苦しかったかゆみがおさまった。 最初から医者にきていればよかったと 心底思ったものである。 少し治ってきた時、今度は皮膚が剥けてきた。 ひび割れ、かさかさボロボロと剥けてくる。 体を動かすと皮膚がツレるくらいに。 そして、トイレに行った時や 着替えや服を脱いだ時に舞い上がるのだ。 ![]() 再び医者へ行った時に話すと じんましん後の皮膚は、日焼け後の皮膚と同じだと 教えてもらった。 剥けた後に少し茶色くなるのも同じだと。 私は、冬に着込んだ服の下を日焼けしたように 皮が剥けているのか。 なんとなく、おもしろいと思った。 現在も治療は続いている。 まだ、思い出すように赤いブツブツが出現するからだ。 アレロック錠という薬を飲み続けている。 医者によると、これはアレルギー治療薬なので 花粉症の症状が軽減すると教えてもらった。 これはナイス!! ケガの功名ってやつ? でも、夏までには治りたいなぁ。 |