★セリュー日記 ’02 3〜5月★

 


本当は、ものすごくたくさんの日記があったんですけれど、
HDD事件できれいさっぱり…(泣)
しかも、私自身の頭の中もきれいさっぱり…脳みそのおバカさに涙(爆)
仕方ないので覚えていることだけでも…と思いましたが、さすがにどの月に
どうしたかまで定かではないので、3・4・5月まとめましたー(爆)
少しでも楽しんでいただければ幸いです(泣)

●2002年3月〜5月

・「どはぁ」

PCのハードディスクがいっぱいになったので、もっと大容量のにしようと
新しいのを購入した。そして、データを移し、古いのはPCからはずして
プチプチ(エアーキャップ)でくるんでおいた。
とりあえず急いで使うこともないので、そのまま棚の奥にほっておいた。

ある日、棚の奥にしまっておいたはずのハードディスクが、居間におちている。
なんで? こんなところに持ってきた覚えはない。
私でないとすると…犯人は…

セリューだ。

プチプチを見ると、歯でチクチクと穴が空いている。

なーんで、こんなものを遊び道具にするかなぁ!!
しかも、引きずり回したあともあり、ハードディスクは…?

とりあえず、つなぎなおして中を見ようとするが…
やはり、壊れている、アクセスはおろか、認識すらしない。

セリューはビニールで遊ぶことはあるけれど、プチプチで
しかも、中身入りで遊ぶとは思わなかった。
かさかさするし、ある程度重さはあるし、(実際は猫がくわえるには重いと思うのだが…)
私が寝ている間、きっと楽しんだのね。

まあ、セリューが楽しんでくれたのはいいけれど
なんて高価な遊び道具だろう(爆)

ああ、このハードディスクが生きていれば…と、これはブッ壊れ事件後の私のつぶやき(笑)





・「ずだだっ」

かねてから、セリューの運動能力を考え、猫タワーが欲しかった。
でも、なんだか、みんな高価なんだよねー。

でかい木を切ったので、それを利用しようかとも考えているが
作成するのに時間がかかりそうだし、
背の高いタワーを2個用意し、その間を窓を利用しての板でつなごうと考えていた。
木は1本しかないので、結局、市販のタワーは1つ必要だ。

猫の手帳の広告ページを見る。
なんか、みんなスゴイ値段(爆)
近くのペットショップなどで見てみるが、背の高いのは置いていない。
置いてあっても、なんとなく、気に入らない。

どーしようと思っていたとき、ふと、ネットで探すことを思いついた。
しかも、オークション。
市価よりも少し安い値段でゲットできれば、ナイス。

探してみると、結構多かった。
とりあえず入札し、この値段以上ならまた探そうと思っていたら、入札できた。

現品が届く。

でっかい段ボール箱に、セリューは興味津々だ。

開いて、麻の巻いてある柱や、絨毯のくっついている板を出すと、
なんかシャラシャラ音がする。
透明の小さい粒がたくさんあるのだ。
これも、タワーに必要なのかな…?
全部取り出して箱の底を見ると、乾燥剤の袋が破けていた。
うひー! セリューが食べないように、全部拾わなくては!!

セリューはタワーの部品というより、箱に興味を持っていたので、
すでに箱に入って遊んでいる。あわててセリューを箱から出して
バラバラの乾燥剤を、かき集めて捨てた。

そして、タワーの制作。

柱の長さから考えて、こんなんで天井まで届くのか? と思った。
間にハウスが2つ入るタイプなので、それが柱のかわりをして高くなるのだ。
ドライバー片手に、奮闘する。

私は工作ものとか好きなので、作るのは楽しい。
でも、大がかりだから大変なことは大変だ。

天井でつっぱる板が、天井ギリギリの高さだった。
ネジで高さを調節できるようになっているのだが、それでもギリギリ。
しかも、うちはかなりピサの斜塔状態(傾いているのねー(笑))なので、
天井にまっすぐついてくれない。
セリューがあの巨漢でタワーに登っていて、途中で倒れでもしたら大変だ。
天井に接触する板に厚めのラバーをはって、滑り止めにする。

とりあえず完成したが、私が手で押してもなんだかグラグラする。
(私の力が強いということもあるけれど(笑))
天井横の柱にフックをとりつけ、そこから針金をまわして柱を倒れないようにする。
棚を固定する地震対策の様だ(笑)

これで完璧!
セリューはすぐに喜んで登ってくれるかと思いきや、
まだ段ボールで遊んでいる。

ま、しばらくすれば登るだろうと思っても、下の方の匂いを嗅ぐだけで登らない。
猫なんだからほっとけばいいのだけれど、私がなんとなくおもしろくない(笑)

セリューをだっこして、タワーにはりつかせ、上の方の段に登らせる。
ずだだ!
一瞬にして降りてしまった(泣)

ううう。ま、そのうち登るだろう。
気長に構えよう(泣)

次の日、その品物に慣れたのか、いつの間にか登っていた。
間のハウスに入ろうとしている。

うーん。なんだか、きつそうだ(笑)
猫は狭いところが好きだから、セリューにとってはいいのだろうけれども
入り口に毛がひっかかって、ぐりぐりと力押しで入っていく。
セリュー自身は満足げだけれど、しっぽや毛がはみ出ている。

これ以上大きくなったら、ちょっと難しいかなぁ。巨大猫は大変だ。

しかも、同じような場所に乗る板が重なっているので、
登るのはいいけれど降りるのがつらそうだ。
下から3・4段のところで、いつも飛び降りる。
どこっ。と床に音が響く。
そのうち体重がもっと増えたら、骨とか大丈夫かなぁとか心配になってしまった。

ともあれ、タワーはセリューのお気に入りになっているようだ。
さぁて、あと1本…作らねば(爆)




・「はっぴー?」

セリューも3月で満1歳を迎える。そして5月の連休には、
私のパートナーになって1周年だv

前猫を亡くしてから、やはり猫との生活をあきらめきれなく
衝撃の、運命の出会い、即購入してから1年だ。

すごく短かった気がする。
あっという間にセリューは巨大化し、もっこもこの毛皮になった。
最初の頃は室内飼いに慣れていないので、いろいろと奮闘することも多かったが
だいぶ、慣れた気がする。
と、いうより、もう、セリューのいない生活が考えられない状態かもしれない。(猫バカ(笑))
セリューは気がつくといろんなおバカなことをしてくれるし
私も大ボケをかますし、なんとも幸せな毎日だ(笑)

猫用ケーキを作ってあげようかな…?とも思ったけれども
私の仕事がとんでもない状態だったので、とりあえず、ビールで乾杯(笑)
生鮭を買ってきて、焼く。お刺身もお相伴。
ちょっと贅沢かと思うけれど、一年に1回だけだし、
セリューにとっては自分のお誕生日ーvv とかって意識はないと思うけど(笑)
ま、ちょびっとだけねv

今後も、セリューは私より先に年をとっていろんな病気が出てきたり
おバカなことをしてくれたり、本当にいろいろあると思う。
そんな毎日をバタバタしながら、私は楽しんでいくんだろうな。

セリューは私がパートナーでハッピーだろうか?
それは、セリューのみぞ知るって感じだけれど、
セリューが私を見つめる目。しぐさ。
そこから、私はセリューからの愛情を感じる。
ハッピーじゃないとしたら、感じられないものだろうし。

マジでいろいろあると思うけれど、ハッピーな蜜月にかわりはない。

「めでたし めでたし」

…って、まだ続いているけれど(笑)

これからも、よろしくな! セリュー!!






・「ジャー」

朝昼夜。洗面所に行く回数は結構多い。
洗面所の隣は、お風呂だ。

私が洗面所に行っていろいろしていると、鏡の端にセリューの姿が。
見ると、風呂場の入り口にどっかと横になり、私を見つめている。

だんだんと暑くなってきているので、そこが涼しいからかな、とか
お風呂場には、セリューが水を飲めるようにと、必ず、手桶と洗面器に水がくんである。
それを飲みにきたのかと思って見ていると
私が見ているのを確認して、セリューはお風呂場の蛇口の下へ移動する。

前に遊びで、セリューの目の前で水道の蛇口をひねり、少しだけ水を出している状態を
つくってあげたことがあった。
セリューは流れる水を獲物とし、びっしゃびっしゃと遊んでいた。

またして欲しいのかな?

風呂場に行き、蛇口を少しだけひねる。

すると、セリューは落ちる水が流れる様をじっとみつめ、とびついて遊んだ。

そうかー。催促だったんだー。
でも、水の出しっぱなしはエコロジーでない。
後で、蛇口をちゃんとしめておかねば。
面倒だけれど、セリューが楽しければいいや。

おかげで、洗面所に行くたびに、風呂場の蛇口をひねることになった。
そして、しばらくしてから蛇口をしめることも。

まあ、セリューがいいんだったらいいんだけどさ。
でもやっぱ面倒かも(爆)





・「ぐるるーv」

夜。お仕事の時間(笑)
明け方近くなり、仕事を終えてあちこちの電源を消し、歯を磨いてトイレに行って寝るべーと
支度をしていると、セリューが居間へすっ飛んでいく。
見ると、そこでべろんと腹を出し、「なでれ」の体制。

しかたないなー。(猫バカ)

ごりごりと腹をなでていると、するっと立ち上がり、ご飯の所へ移動する。
ごはんを食べる体制になってから、ふっと振り返って私を見るのだ。

そこで私が寝ようとしていなくなると、ご飯を食べない。

ごりごりとなでていたついでに食事体制の背中をなでると、
カリカリハクハクご飯を食べるのだ。

ゴロゴロとノドをならしている。
食べているので「ぐきゅー、るるる」とおもしろい音になったりする。

そして振り返り、私が側にいて、なでていることを確認しては
また食べるのだ。

なんつー甘ったれ。(笑)

なでているといつまでも食べているので
ある時どのくらいずっと食べているのか試してみた。
すると、ずっと食べている。
げふっともうお腹がいっぱいになっているのが私にもわかるのに、
まだ食べようとしている。ある意味すごい根性だ(笑)

で、私の方が根負けして、食べ過ぎると吐かれちゃうので
「ほら、もう、お腹いっぱいでしょう? 私も寝るから、ね。お休みー」
と、なでるのを止めるのだ。

そして私が部屋を出るとついてきて、ベッドに入った私の手を攻撃したりする。
それまでゴロゴログキューと甘えていたのに(笑)
私の手を両腕で抱え込み、はぐっと噛む。
おもしろいので、痛いけれど何度か遊んでから、寝る。
私がもう完全に寝ちゃう体制になると、セリューもあきらめて
ベッドの下に潜り込んだり、どこかで走り回る音が聞こえたりする。

あるとき、シャワーを浴びていたらやけに右手がひりひりと痛かった。
ふと見ると、細かい傷がいくつもついている。
どこでこんな傷を付けちゃったのかなぁと考えていたら、
ベッドに入ったときの、セリューの攻撃の傷だと理解した。

依然猫母さんと話していて、こんな話題が出た。
昔、まだ猫と暮らしていない頃、猫好きの人が
「猫に引っかかれた傷は、かわいいのよー。
傷をつける姿も、かわいいと思っちゃうのよー」と。
猫母さんは、「そーんなバカな。イタイもんはイタイんだし」
と思ったそうだ。

だが、猫母さんが猫と暮らすようになって、
猫とじゃれたりして、あちこち猫のひっかき傷だらけになって
その猫好きさんのいうことが、すごくよくわかったと言っていた。

確かに、傷は痛い。でも、その傷さえ愛しい。
そんなことを、ヒリヒリする腕を抱えながら思った。

うーん。猫バカだねぃ(笑)





・「わさわさ」

夏が近づき、セリューも夏毛の季節。

「ノルウェジアンは、子猫1匹分くらい抜けるわよー。」

と、友人に教えてもらった。
確かに、スゴイ毛だけれど、1匹分とは…?!
換毛とはいっても、いっぺんに抜けるわけではない。
ぜーんぶあわせると、そのぐらい、確かにいくかもしれない。

毎日のブラッシング時に、抜け毛の量が増えている。
普段に比べて毛玉のできる頻度が高くなってきている。
クッションに、座椅子に、服にセリューの毛がべったり。
まだフローリングが冷たいので絨毯がしいてあるが、
朝掃除しても、夜には、セリューの毛色で覆われる。
しかもその毛はよれて絨毯の毛と絡み合い、掃除機では吸い取れない。

丸くふわふわと固まりになった抜け毛が、
風に吹かれてコロコロと転がっていく。
まるで西部劇に出てくる根無し草(笑)

部屋の隅には、1年分のホコリかと思われるようなセリューの毛が
たまっている。
コンセントには、ご注意だ。
TVの電力会社のCMの様に、毛がたまっている。
これは気をつけなくては。

セリューの体をブラッシングしてから、他の毛を掃除する。
コロコロの粘着テープは、あっという間につかなくなる。
まるで、コロコロから毛が生えているようだ。
すぐにぺりぺりとめくらなくちゃいけないってのは、えらい不経済だ。

絨毯などについている毛をとるのに、タワシを起用してみた。
もちろん、ぬらしてないじょうたい。
結構とれるv
でも、タワシについた毛を取り除くのが大変。

そこで、気がついた。エチケットブラシだ。
子供の頃、たかが糸くずや少々のほこりなどに対して
ごたいそうなものを使うもんだと思っていた。
これをつかってみてはどうだろう。
しかし、うちにはなかったので、次の日購入してきた。
大きめのもので、持ち手についているレバーを押すと、布目が逆になるスグレモノ。

ごりごり。絨毯をこする。
おお。おもしろいようによくとれる。
クッションや座椅子、カーテン、猫タワー…
セリューの毛がついているあちこちで重宝した。
おもしろいので、セリューにも試してみた。
これは失敗。セリューも嫌がるし、あまりとれなかった(爆)

そうか。猫のような動物と暮らしている人にとっては
エチケットブラシってすごくいいのかもしれない。
マジでオススメかも。