★セリュー日記 ’03 1・2月★

 


●2002年1・2月

・「幸せ」

お正月料理を、私はたいして作らない。
昔、本を買って気合い入れて作ったが、31日夜中にお呼ばれされ
そこで食べたものにアタリ、食中毒を起こし、
せっかく気合い入れて作った正月料理が一口も食べられなかった
苦い思い出があるのだ。
まあ、毎年その時期は忙しいってのもあって、
31日にスーパー駆け込みでいろいろ購入して用意するぐらい。
最近は、1日から店を開けているトコが多いので
ムリにいろいろ作ったり買ったりしなくてもいいのでいい感じ。
でも、またそのうち時間があったら、お重箱にピッカピカの正月料理ってのも
やってみたいなーとも思っている(懲りない:笑)

セリューが来てから2回目のお正月。
去年はお酒でおめでとうだった。
今年。セリューの膀胱炎は、もう治ってはいるけれど、ちょっとやっぱりコワイ。
なのでヘタなものはあげられない。

でも、やっぱりお正月って気がゆるむのかな。
なんとなく、お正月ってだけでどんなに仕事に埋もれてても
心のどこかにハッピーがあるのかも。だからセリューにもお裾分けって事で
「ちょこっとだけね」
とかいいながら、お刺身をあげてしまったりする。

もちろんセリューはスーパーから帰ってきてからすぐに
ビニールの中身をクンクン嗅いで確認していたけれど
実際にそれがお膳の上にのると、「あの…ちょーだい」が炸裂(笑)

とりあえずあげてもよさげなものをお皿に入れ、
セリューの前でご挨拶。
「あけましておめでとう、セリュー。今年もよろしくね」
目を開いてセリューを見ると、すでに、はうはういいながら食べている。
少しくらい待ってくれよーと猫に言っても始まらないけれどね(笑)
…犬だったら、「おあずけ」すればうまくいくかもしれない…(爆)

(犬とは何度も暮らしたことがあるけれど、そのころはこんなに
”一緒”っていう感覚なかったなぁ…。
あ、いや。犬がいけないとかそういうのでなくて、
犬は室内飼いしていなかったから、
今みたいに、自分の生活に密着して”一緒”という感じではなかったという
だけのお話。あくまで、私の感覚ってだけね)

何はともあれ、今年もよろしく!

と言いながら、酒をかたむけつつ年賀状を描く私だった(爆)







・「再再々々…」

セリューが再びおそそをした。

最初は、気がつかなかった。
ふと、コタツに入ろうと足をのばしたとき、コタツ布団の裾が
ぐっしょりぬれている。
もしや…?
匂いを嗅ぐ。
ぐはぁ。やられたぁ!!

クッションのたぐいは、みんなやられないように立ててある。
しかし、コタツ布団までは気が回らなかった。

うちでは、コタツにかけているものは3枚。
一番下に毛布。その上にコタツ布団。最上部は自作の上掛け。
(自作とはいっても、ただ単に安い布を買ってきて、真四角に縫っただけの、ペラもの)
もちろん、3枚ともビショビショ。
コタツ下の絨毯まではいっていなかったので助かった。
が…。
毛布と上掛けはペラペラだから大丈夫。
問題は、コタツ布団が洗濯機に入るかどうか…(泣)
洗うのは風呂場でなんとかなるけれど、絞るのは洗濯機に任せなくてはいけない。

今は冬まっただ中。
エアコンもストーブもあるけれど、一番足がぬくまるコタツがつけられなくては
なんとも悲しい。まあ、昼はいいとして今晩から必要だ。

コタツ布団も、もう、購入してから10年近く経っている。
ボロボロだし、新しいのを買ってしまおう!

お仕事の電話が鳴り響く中、電話に向かってゴメンナサイゴメンナサイ。
私は猫がおしっこしたコタツ布団の代わりを買いにいなくなります…(爆)

車を飛ばして近場の店へ行く。
たしかここには売っていたはず…。
売り場を巡るが、ホットカーペットの上掛けのような絨毯はあるが
コタツが見つからない。
お店の人を捕まえる。

私 「あの…コタツ布団、どこでしょうか?」
店員「今、置いていないんです」
(おいおい。まだ冬だろ? 置いてないとはどーゆー事だよ)

私 「倉庫とかにもないんですか?」
店員「少々お待ちください」

店員が探しに行った。しばらくして戻って一言。
店員「今、取り扱ってないです」

はいぃ? ま冬だろ? 需要があるんじゃないのか?
結構デカイ店舗なのに。こっちはヘタすると、今日、
コタツなしなんだぞ! 寒いんだぞ! 悲しいぞ!
と、思ったものの、まあ、ちょっとぶっきらぼうだったが、
とりあえず倉庫まで探しに行ってくれたので、仕方ない。
ここはあきらめるか。


・・・・
余談だけれど、私は、同じ店でも店員には当たりはずれがあると思っている。
私は、ほしいモノがなくて、店員に聞くときは
まず、自分で探せるだけ探して見つからないときに聞く。
自分の不手際で見つけられなくて店員に聞き、見つけられたときは
必ずお礼を言う。
客にサービスとして案内するのは当たり前だと思うけれど
「ありがとうございます」と礼を言うのは、人としての礼儀だよね。

前に別の店でほしいモノの棚がからっぽになっていて店員に聞いたら
(その店員は、普段からその店でうろちょろしているのを目撃しているので
いきなり入ったアルバイトでないことは明白)
在庫も調べずに「木曜日に入ります」といわれ、その日に行ったら入っていない。
調べていないことから、アヤシイとは思っていたのが、案の定だ。
他の店員を捕まえて、事情を説明する。

私  「木曜日に入るって言われてきたんですけれど(ちょっと怒りの演出(笑))」
店員B「え?(小声で:なんで木曜日…? 誰が言ったんだ?)」

笑ってしまった。
お店での接客はお仕事のうち。
このご時世、仕事ができない店員を飼っておくなんて、
ずいぶん余裕のある店だなぁと思ったモノだ。
その時聞いた店員さんはいろいろ親切で、在庫を調べて、注文かどうか聞き、
注文でないことを告げると、メーカーに在庫があれば、今度の日曜に入ると教えてくれた。
日曜日にチェックしに行ったら、きちんと入っていた。
(もちろん購入。)
今度から、何かあるときはこの店員さんに聞こうと思った一件である。
・・・・



本当は他の店も回ってみればいいのだが
電話が悲鳴をあげていることを考えると、あまり時間もとれない。
しょーがない。とりあえずコタツ布団を洗濯機にぶちこんで
入ればラッキー。
入らなければ今日は布団なしでコタツにするか…。
ううう。寒いぞ悲しいぞとか思いながら家に帰った。


コタツ布団を洗濯機に押し込む。
を? 入るではないか。ラッキー☆
まあ、うちのコタツは小さいし、そのコタツと一緒に買ったコタツ布団だから
同じく小さかったんだろうな。
今までデカイクッションが洗濯機に入らず泣いていたのでこれは嬉しい誤算となった。

出かける前に洗濯していた上掛けと毛布は、すでに乾いてきている。
本日は晴天なり。冬はお日様の光は弱いけれど乾燥しているから
コタツ布団も少しは乾いてくれるかもと淡い期待をよせる。

仕事の最中、洗濯機からピーピーピーと非常呼び出し。
あわてて見に行くと、入ったはいいが、コタツ布団はギリギリのサイズだったらしく
偏ると脱水できないのだ。
再びぎゅうぎゅうと押し込んで、偏りを直す。
ぐいんぐいんと快適に回ってくれた。ほっ。
脱水されたコタツ布団を干す。

夕方。取り込んでみると、以外と乾いている。
まあ、薄いしアクリル綿だったからかもしれないが、これは嬉しかった。
これなら、今晩も使えるー(泣)

当のセリューは、まだ冬だというのに憩いの場所である
コタツの中が素通しになっていて落ち着かない様子。
…自分のせいだろうが!
まあ、乾いたことだしよしとしよう(笑)

また病気の復活かとちょっと心配にもなったが
その後のおしっこの様子は普段と変わらず。

トイレ以外のところにされちゃうのは、後始末がすんげー大変だけれど
病気の事の方が気になるモンね。








・「見てる? 見られてる…?」

病気の事もあって、セリューのおしっこは気がかりである。

トイレ中でも、じーっと見てしまう(笑)
でも、最近はストレスになるかもと思って、知らんぷりしながら
見ていないふりをしたりする私(笑)

セリューも見られるのがイヤなのか、
顔を横にして、顔だけ物陰に隠れるように用を足したりする。
うははは。お尻まるみえだよーん(笑)

まあ、最近、私が仕事中や寝ている間とかにトイレすることも多いので
し終わった後のチェック&お片づけがメインだけれど。

でも、その日は私が食事中にセリューがトイレに入った。
セリューは、なぜか私が食事中にトイレに入る。
まあ、食事中しか居間にいないってのもあると思うんだけれど
もりもりご飯食べているときに、もりもりうんち出されてもねぇ(笑)
仕方ないけど(笑)

砂を掘るセリュー。この浅い掘り方と、お尻の深さはおしっこだな。
おしっこかぁー。大丈夫かな?
吼えたりとか
うなったりとか
した後に執拗になめたりとか
しないかな…
おしっこ最中を見るのがひさびさだったので、
その日はじーっと見てしまった。
セリューも、なぜか私をじーっと見ている。
普段なら顔を逸らすのにな…なんて思っていたら
セリューのお尻があがってきた。
ああ、もう、おしっこ終わったのかな? と思ってトイレに近づくと
ぢわわわわわー。
まだ出ている音がしている。
え゛?
セリューは、私が近づいたこともあって、さらにお尻があがって
もう、ふつうに立っている状態。
もちろん、おしっこは、ま後ろに飛んでいる。

あわわわわ!

あわてて、セリューの腰を下げる。
残りのおしっこはなんとか砂の中に入ったが
かなり大量にはみ出している(泣)

セリューは、1匹でトイレを2個使っている。
一つは、最初に購入したプラスチックのもの。
もう一つは、100円ショップのトレイに段ボールの枠を自作してつけたもの。
両方とも、置き場所は居間で、本棚の前。
本にかかるとまずいし、砂が飛び散るので
本棚側には同じく段ボールで覆いが作ってある。

その覆いがよかったのか、本棚には飛ばなかったが
今回おしっこに使用したトイレは自作の方。
トイレ段ボールと覆い段ボール、両方に飛んでしまった。
まあ、段ボールだから安価だしいいんだけれど
覆いや枠の形に作るのって以外と面倒なのよー(泣)
ちょうどいい大きさってなかなかないしさー(泣)

でも仕方ない。再びカッターとガムテープで作り上げる。

それにしても、なんでセリューは私が見ているだけで
おしりがあがっちゃったのかなぁ。
今まで何度も採尿しているけれど、
お尻があがっちゃった事は一度もなかったのになぁ。

じーっと私の顔をまじめに見続けてお尻だけあがっていく
その姿は笑ってしまうけれど。

夜中に催促される、
「ご飯食べるからなでれー」
の体勢の時には、必ずお尻があがるから、そのせいなのかなぁ。
でも、それって、思いっきり子猫の仕草の様な気が(笑)

とにかく、トイレ時には見つめないことにしよう。はふー(泣)








・「獲物にゃー!」

セリューのオヤツに、ササミジャーキー(細切り)をあげる。
というか、ササミジャーキーを冷蔵庫で保存しているせいもあってか
人間用のご飯作成などで冷蔵庫を開けると
その横に座り、じっと私を見つめるのが定例となってしまった。
「人間(私)がここに来ると、ここを開ける」
「ここを開けると、オイシイモノが出てくる」
「オイシイモノ、ほしい」
という感じだ。
今はまだやらないけれど、そのうち自分で冷蔵庫を開けるように
なっちゃったりして…(笑)
それはそれで、またオモシロイけれど(笑)

で、冷蔵庫からジャーキーを出して
「これ? これが欲しいの?」
と聞くと、かすかな鳴き声。「ニャーv」

声が聞けると、もう、幸せ全開(笑)

中から1本とりだして、モノが散乱していないところに投げる。
すると、空中に飛んでいるジャーキーをジャンプして捕まえ
手でパシパシとじゃれながら
あちこち一人で走り回る。

昔は、私が座り、お膝にちょーだいしてから
あげていたのだが、最近はそのじゃれつく姿がオモシロイので
ぽーいと放り投げる。

自分でチョイチョイと爪先でひっかけ、
パシッと飛ばして、そちらに走る。
再び引っかけて飛ばし、また走る。
これを気のすむまでやったあと
定位置にくわえて持ってきてから食べるのだ。

定位置とは、開きっぱなしになっているTV雑誌の上。
この雑誌は毎日めくられるし、置きっぱなしになっている。
直に床に置くとぬれちゃうモノなどを
この上に置いてあげていたことから(オヤツなど)
この上で食べるもの。とセリューが判断したようだ。

ササミジャーキーはセリューの楽しい獲物。

だったら、猫釣りのようにヒモの先にこれをつけたら
もっとすんごくじゃれるのではないかと試してみる。
確かに、すごいじゃれようだ。
しかし、糸の先についているものは
そのうち私がしまってしまうので
(猫釣りなどは、ひと遊びするとヒモがコワイのでセリューの手が
届かないところにしまうのだ)
せっかくの、おいしい獲物もしまわれてしまうと思ったらしく
途中でじゃれなくなる。
なので、天井からつるしてみた。
これなら、ジャーキーがとれれば、食べてしまうと思ったからだ。

しかし、結びつけ方が強かったせいか
何度ジャンプしても、お目当てのジャーキーがとれない。
そのうち、後ろ髪を引かれながらもじゃれるのをやめてしまった。
これではかわいそうだと思ったので
少しじゃれればジャーキーがとれるように細工した。
今度はうまくとれて、最後にははうはうと食べていたが
次に、同じように糸に結んでも、じゃれなくなってしまった。
…あまり楽しくなかったのか?!
と、いうことは、ぽーいとほうりなげて
自分でチョイチョイと爪先でじゃれている方が楽しいのか?!
これは、何度やってもじゃれてくれるからだ。
そうか。それならばこれからヒモに結ぶのはやめよう。

しかし、冷蔵庫を開けるたびに
ちょーだい姿勢で私を見つめるのには困ってしまう。
そう一日に何度もあげられないからだ。

かといって、うるる?と、まん丸目で見つめられると
どーしても猫バカ心がヘニョヘニョと出てきて
顔がでれーんと笑ってしまい、
1本だけだよーと言いながらあげてしまう。

これではいけない。

なので、冷蔵庫を開ける回数が減ってきた。

エコロジーに貢献しているかもしれない(爆)

でも、これから開ける回数が増える、暑い夏が始まる。
うーん。猫バカにはつらいところだ。